「いつかは言わなきゃいけないこと。でも、わたしが慎吾の手を放せなかった。 それに…もう終わらせたかったから。二人の苦しむ姿見たくないの…」
「…二人?」
「慎吾…晃が美波に告白した。」
俺の言葉はほっとかれて、真琴の口から思いもよらない言葉が飛び出した。
晃が告白?
ウソだろ、おい!
「美波がどんな返事をするか判らない。美波は優しいから…」
眉を下げて少しツラそうな真琴。
美波は優しい。
そんなの周知の事実。
だからこそ、真琴の表情が痛いくらいにわかる。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…