●晃Side●


「ダイビーング!!」


そういいながら、俺のベッドに美波がダイブした。

その様子を勉強机に座って見ていた。

「何しに来たんだよ…」


そう言いつつも、心のなかは嬉しい気持ちでいっぱいだったりする。



「だってぇー、つまんないんだもん。――…つまんない!!つまんない!!」


人のベッドの上で手足をバタバタさせて暴れている美波。




あのー

美波さん…


あなたミニスカでしょ?



「美波‥パンツ‥」


そう言った瞬間、動きが止まってベッドの上に座り直してこっちを見た。


「見た?」

「見てない‥」

「見たでしょ?」

「見てない‥」

「嘘だぁ!!絶対見たぁ!! 変態ーーーーー!!!」

「へっ変態??バカ言え!!お前が勝手に見せたんだろうがぁ!!」

「うわぁーん!!一生の不覚…」


美波はまたベッドに寝転んだ。

実はちらりと見えた。
でも、そんなこと言うと美波に怒られるのはわかってるから絶対に言わない。




美波の行動は子どもみたいで、なんかほっとけなくて。


ホント‥

可愛いヤツ…


って思うのは、俺が美波にめっちゃ惚れてるから。