ある女の子と話したの。 『同じ人を好きになるなんて、わたしたちホントに気が合うね。 でも、だからと言って慎吾のこと諦めたりしないから。 どちらが慎吾と付き合うことになってもそれは慎吾が決めたこと。 わたし達が口出しすることじゃない。 だからね・・・恨みっこナシで慎吾のこと好きでいよ?』 その子は芯から純粋で、優しくて、遠く及ばない存在。 『正々堂々と勝負だよ』 そう笑いながら約束したの。