初めはね、慎吾と付き合うことができて、ただただ嬉しかった。


けど、だんだん胸が苦しくなっていった。


でも…


もう引き返せないとこまでいってて、どうしたらいいのか判んなくなってた。



「じゃ、行くか」


慎吾が顔だけわたしの方に向けてほくそ笑む。