ホントは食欲なんてない。


でも食べなきゃ心配される。


夕食を目の前にして、重たい箸を口に運ぶ。


何もなかったように平然と食べる晃。


意識してるの・・・わたしだけ?


こんなにも重く受け止めてるのっておかしい?


晃の様子を見てるとそんな気さえしてくる。


大好きなおばあちゃんのご飯なのに…


こんな気分だからかな?


あんまり美味しいって思わない。


晃はどんな気持ちでわたしに好きって伝えたの?


慎吾が好きって知ってるでしょ?


それでも、わたしを好きでいてくれたの?


わたし・・・


全く気付かなかった。


いつから、好きでいてくれたの?


そんなことを考えていたら、晩ご飯の時間はあっというまに過ぎていった。



胸がモヤモヤしてるよ・・・