『嘘ついてて、ごめん。


俺の本当の名前は、
冬野史也です。


俺は外見すっごくダサくて、
自分に自信がありません。

だから、カッコイイ山田の名前を使ってきみに近づきました。


きみに一目惚れして。



話すたび、きみのことが好きになりました。

きみは、山田のことが好きになってたのかもしれないけど…



俺は、きみが好きです。


もう一度、きみと話がしたい。

電話にでてください。


話を聞いて、フってください。

そしたら、諦めます。



史也』





史也…さん………



あたしは、屋上に向かった。









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