「なるほどね…」 ヨウコは、ふーんと言った。 ビックリした。 ヨウコなら、 『そんな嘘つきヤローぶん殴ってやる!!』 くらい言うかと思った。 「ねぇ冬美、あんた、その人のこと好きになりかけてたんでしょ?」 あたしは、黙って頷く。 「じゃあ、逃げちゃだめだよ。ちゃんと向き合いなよ。電話も出て、今までのメールも全部みなよ!!」 「……うん…」 ヨウコが、あまりにも真剣な顔をして言うから、あたしはメールを開いた。 .