「あははっ、まじうけるぅ♪」
私は今、
友達のヒロコと一緒に遊びに出かけている。
本当は、翔貴くんに誘われていたんだけど、仕事があるっていって、断ってしまった。
「ねえ、見てみて〜!あのガソリンスタンドにいる子わかる?かっこよくない〜?」
「えっ、どれどれ?」
面食いのヒロコがそこまで言うんだから、かっこいいんだろう。
私は、ガソリンスタンドのほうをみた。
「あ……」
「あたしあの子のアド聞きたい!あき、いこっ♪」
「ちょっ…まった、ヒロコ!!」
「すいませーん!」
ヒロコは、私の話なんか聞かずに、その子に話しかけてしまった。
「はい?……秋穂、さん‥?」
「翔貴くん……」
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