「俺…ここの恋人なんかじゃないんだ…。」


「え?」



「……。」


ゆぅは、切なそうな顔をして悠希をみていた。




「確かに、俺たちは付き合ってたんだ…。でも、俺ここにフられたんだ。ここは、優チャンが好きだから。」



私は、ゆぅが好きだった…?




「うそ…」



「ごめんな、だましてて…優チャン、ここをよろしく。」


悠希は、にこりと微笑んで病室を出て行ってしまった。



「ヒロ…っ!」


ゆぅは、悠希を追いかけて出て行ってしまった。



私は、わけがわからず、なにめできないでいた。










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