――――‥ 俺は、心愛のいる病院に着いた。 「心愛…」 903号室。 俺は今、心愛のいる903号室の前にいる。 どくんっ…どくんっ… 「し、失礼します…」 ガラガラガラ‥ ドアを開けると、心愛がこっちを向いた。 どきっ 胸が高鳴った。 喉の奥が熱くなる。 しかし、視界に入った“ある人物”によって、心臓は動きを止めた。 「なんで…いるんだ?」 .