ゆぅ……
怖いよ。



私、怖い…




私、どうなっちゃうの?


全部記憶がないまま…
からっぽのまま死んじゃうの?




いやだよ、そんなの…



どうして私なの?

神様は、意地悪だよ…。



でも、それが現実。
私はそれを、きちんと受け止めなきゃ!



頑張るから。




頑張るからね…
お願い事、聞いてくれる?



私はあなたを忘れてしまうけど、あなたは私を覚えててくれませんか?




私の生きていた証拠を…
あなたの記憶で刻んで下さい。



お願い……。





あともう一つ、お願いごとしてもいい?


私欲張りなんだ♪






どうか………






「なんだよ……」




二通目は、そこで終わっている。





俺は三通目をひらいた。










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