「どうぞ、おかけください。」



俺と心愛の母さんは、そこにあったイスにすわった。




「…落ち着いて、聞いてください。」



「…娘さんは、もう長くありません。もってあと…1ヶ月ですね。」







―――――‥







それからの話は、聞いてなかった


死‥。


その単語だけが頭の中を巡っていた‥‥。










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