秋「だいたい、尊だって森田と付き合ってんじゃねーか」

尊「……それもそうか」

千「悩んでた割に軽いなオイッ」

尊「そういえば、和佳奈も兄がいるらしい」

秋「へー。
 あんな妹じゃ、兄貴も苦労しそうだな」

千「や、意外と森田より強烈かもしんないぞ?」

尊「その兄がな、どうやらうちの学校の三年らしいんだ」

千「マジで?誰だろ」

秋「三年かぁ。
 知り合い一人もいねーよ」

千「名前は聞いてないのか?」

尊「昨日言ってたと思ったんだが……なんせ団子に夢中だったから」

秋「んだよそれ!」

千「お前森田と団子どっちが好きなんだよ」

尊「どっちと言われても……
 どちらも同じくらい大切だな」

秋千「お前最低!!!」






 END

(はぁ…、俺に春はいつ訪れるんだろう)
(合コンでも行けば良いだろ)
(誰も来てくれないよ、俺の周りみんな女いるもん)
(あいつはどうだ?
 ほら、いつも窓際で物思いに耽ってる奴)
(日下部(クサカベ)!?
 やだよ、あんな合コンの引き立て役にも呼ばれなさそうな奴!)
(つーかあれ、オカマじゃん)




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