尊「はぁ」

秋「どーした尊?
 元気ねーじゃん」

尊「はぁ」

千「せっかく森田と付き合えたってのに、なんでそんな浮かない顔してんだよー」

秋「三色団子派かみたらし派かで喧嘩でもしたんじゃねーの?」

尊「いや、そんなんじゃない」

千「じゃあ何だよ。
 気になるじゃんか〜」

尊「……俺には一つ下の弟がいるんだがな」

千「うん、それはこの前聞いた」

秋「第一金玉中の生徒会長だろ?」

尊「よく知ってるな」

秋「有名だぞ、頭良くて顔も良いって」

尊「ふっ、流石俺の弟だな」

秋「まぁ性格は悪いって噂だけど」

尊「何!貴様に匡(タスク)の何がわかる!」

秋「いや、噂だから。
 世間一般の感想だから」

千「ふーん、匡っていうんだ。
 兄弟揃って変わった名前だな」

尊「そーゆーお前は女みたいな名前だよな」

千「それ凄い偏見だから!
 男でも“千尋”って普通にいるから!」

尊「そうなのか?
 すまん、某ジ○リ映画の印象しかなくて」

秋「あぁ、あのジブリ○画ね!
 俺もテレビでやってんの見た」

千「……秋彦、お前伏せ字が伏せ字じゃなくなってるぞ?」

秋「え?」




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