―――――――………


千「はあああ」

秋「なーにため息吐いてんだ」

千「だってお前達なんかズルい!
 彼女いるわ免許あるわ……」

尊「まぁ、格の差だな」

秋「ガハハ、千尋ちゃんも早く彼女出来ると良いな!」

千「うるせー!
 俺だって女友達の一人や二人……」


ピルルルルル、ピルルルルル

ピッ


千「もしも……うん?
 うん…わかってるよ!じゃあな!」


ピッ


尊「どうかしたのか?」

秋「あ、もしかしてさっき言ってた女友達からかぁ?」

千「え…ああ、そうそう」

尊「俺はそろそろ行く。
 じゃあまた学校でな」

秋「おし、俺も外で待ってよ!
 千尋ちゃんも出よーぜ」

千「……うん」




(こういう時、電話の相手が母親だと言いづらい)






 END




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