和「それよりさ、お兄ちゃん知らない?」

尊「お前の兄は水泳部だったのか?」

和「前言ったじゃん、団子屋に行った時」

尊「すまない、聞いてなかった。
 団子に夢中だったから」

和「ひっど!!
 私と団子どっちが大事なの!?」

尊「どっちと言われても……
 どちらも同じくらい大事だ」

千(何かこの言葉、前にも聞いたような…)

和「えー。……まぁ、良いけど」

千(良いんだ!?)

尊「で、そのお兄ちゃんとやらに用があるのか?
 今日は三年は卒業式の準備に行ってるぞ」

和「マジ?めんどくさ…」

尊「伝言だけ後で伝えといてやる、クラスと名前だけ教えてくれ」

和「3年C組の、孝夫」

尊「…………」

千「…………」




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