彼女が愛した温もり -side koki-



『暗いよなー』


わざと驚かすために
いきなり声をかけた

カレンと出会ってから自分が幼くなっていってるような気がする。

まぁ‥いいか。


『ビックリするじゃない』

『そう思って声かけたんだよ』

普通、人って
もうちょっと、あからさまにビックリするものじゃないか?

カレンのビックリしたと言った声は静かな冷静な声だった


色々な可笑しさに耐えきれず
笑いながらカレンに近づいた