違うよ?耀……。




謝らなきゃいけないのは、あたしだよ?




「疑ってごめんなさい」




耀の胸に頭を寄せて謝ると、耀はフッと笑った。




そして目に溜まった涙を指ですくうと、耀は小さく呟いた。




「俺……芽衣に伝えたい事があるんだ」




「伝えたい事?」




聞き返すと耀は真剣な表情で頷いた。




「とりあえず……ベッドに座ろうか」




そう言って耀はあたしの手を引いてベッドに向かって歩き出した。