黒いスーツの王子様

「………。」

「あッ!その顔は家になんかあるんだな‥!?」



ギクッ(汗)

コイツ・・
意外とするどいな‥




「なになに!?教えてッ♪」

「‥別に。ただ最近、犬飼い出しただけだよ……」



身を乗り出して
俺に顔を近づける修二。

俺はパソコンから手を離し、
タバコをくわえ火をつけた。






「は?犬??」

「そう、犬……。だからなるべく早く帰らねェとダメなの。」


「祐輔‥大丈夫かよ?なんか悩みでもあるンか??」



心配そうな顔して、
俺を見つめる修二。





「‥ンなもんねェよ(汗)」


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