黒いスーツの王子様

「あ?」


不満そうな顔をして、
タバコを吸い出す修。





「‥付き合い悪い?」


「悪いよッ!お前。最近は全然飲みに行ってくれねェし、遊んでもくれないし・・」



修二が口を尖らす。





「そうかァ?
気のせいじゃねぇの??」


修二を軽く無視するかのように、

パソコンに指を走らせ
作業を続ける。





「気のせいなんかじゃねェよ!!前はよく飲みに行ってたじゃんか〜。お前なんかあった?」

「‥“なんか”って?」


「最近は‥仕事終わったら、
真っすぐ家に直行してるみたいじゃん??」


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