黒いスーツの王子様

祐輔さんと
暮らし始めたとはいえ、

祐輔さんは仕事で
あんまり家にはいないし…



どちらかというと
離れているあたし達。

一緒に住んでるというか‥
あたしが祐輔さんん家を
貸してもらってるみたい。





離れているせいか・・

家に一人でいると
祐輔さんのこと考えちゃう‥



淳なんかより・・

祐輔さんのことばっかり…




どうしてか‥

わかんないけど・・






あたしは読んでいた雑誌を
もう一度開き、

ホストの祐輔さんを取り上げた
ページを


何度も何度も

読み返していた…



やっぱり‥

雑誌の中の祐輔さんは、
ずごいかっこよくて…


あたしが祐輔さんを
眩しいと思う気持ちは‥

より強く増していたのだった。


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