黒いスーツの王子様

祐輔は眉毛を下げて
小さく笑う。













「‥ホント、

待ちくたびれたよ・・・」









そう言って

祐輔はあたしの唇を
指でなぞり‥


ゆっくりとあたしに
キスをした・・・






ドキドキと
心臓がうるさい。



目をつぶっているから
視界が真っ暗いなか、

祐輔の柔らかい唇の
感触だけがわかる。







キスって・・・

こんな味だったっけな・・






こんなに甘くて‥


柔らかくて‥



こんな幸福感・・・








あたしは

幸せものだ。


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