黒いスーツの王子様

なんか

スタートラインに立てた気分。






「祐輔さ〜んッ?行きますよ〜」


――!

「‥あぃ。」



希が玄関で俺を呼ぶ。

俺は玄関へ行って
靴を履き、外へ出た。







ガチャリ‥


希が玄関の鍵を閉める。

そして、




「サヨナラッ」


軽い感じでそう言って、
鍵をポストに入れた。








「よぉ〜しッ♪
腹の虫が鳴ってるゾ〜!!」

「あはは♪」


そしてまた

希と真由ちゃんは、はしゃぎながら駐車場へ走っていく。






仲イイな〜



俺は二人を

ほほえましく見つめていた。


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