12月24日、クリスマスイブ。

今、私は涼の家に来ていた。



4年前まではお兄ちゃんや弥生ちゃん達とクリスマスパーティーをしていたけど、僚二が居なくなってからは思い出すのが辛くて、私は別行動をしていた。

中学生になって希未と真実と言う親友が出来たけど、私の誕生日に一緒にお祝いしてくれるので、クリスマスはお互い家族と過ごすのが自然の流れになっていた。



今年の東野家は、お兄ちゃんが弥生ちゃんと隆志先輩とパーティーをする予定になっていて、お父さんが職場の一部の先生方と忘年会らしく、『みんな居ないなら』とお母さんは夜遊びしている生徒がいないか繁華街を巡回するとの事。

我が家のクリスマスパーティーは1日遅れの25日にする事になった。