そして誓いの言葉を絆に

「うわぁ……2人共、気が付いてないんだ? どんだけラブラブなんだよ……って言うか、兄貴、顔が緩みっぱなし!」

祥君はそう言うと、後部座席から手を伸ばし、涼の頬を軽く摘んで左右に引っ張った。



「ふぁぬぁすぇ」

……多分、『離せ』って言ってるんだよね?



涼の言葉を聞いて、素直に手を離す祥君。



「あのさぁ」

祥君は私と涼を交互に見ながらそう言った後、軽く『はぁ』とため息をついて言葉を続けた。



「兄貴も美雪ちゃんも、誰にも言えないからって、いつも2人でしか居ないからだと思うけど……2人の世界を作っちゃうのに気が付かないようでは、いずれ誰かにバレると思うよ?」