そして誓いの言葉を絆に

「お待たせ~」

涼が隣の部屋から顔を出して、そう言った。

そして、さっきまで自分が座っていた席には着かずに、座っている私の前まで歩いて来て、クリスマスらしい包み紙の箱を私に差し出した。



「返品不可、だからな?」



えっ?

思わず、首を傾げる。



普通プレゼントを渡すのに、『喜んでもらえるかどうか』って気にするのは分かるけど……『返品不可』って言い方は、しないよね?