そして誓いの言葉を絆に

『美雪?』



「涼……好き」

聞こえない位の小さな声で、そう言った。



『えっ? 何?』

「ううん、なんでもない……大丈夫、泣かないよ。ほら、明日……じゃなくて、もう今日か……大掃除とか忙しくなるから、気持ち切り替えないとね」

私が明るい口調でそう言うと、涼はクスッと電話の向こうで笑った。



『そうだな。それに、英語の特別課題もあるし、な?』

「うっ……今、この場面で言うかなぁ、それを」

『はははっ』



涼が声を出して、笑っている。

涼は私だけじゃなくて、自分も笑顔になる話術を持っているよね。