そして誓いの言葉を絆に

「美雪~。沖野先生のプレゼントの紙袋に、まだ何か入ってるよ?」

さっきまで私が座っていたイスの上に置いてた紙袋を持ち上げて、希未が言った。



「なんだろう?」

私は希未から紙袋を受け取り、再度袋を開けて、中の物を取り出した。



あれっ? 英和辞典?

……しかも、見覚えがある……。



その辞典を引っ繰り返して見て、思い出した。



涼の部屋で見た事があるんだ。

それは新品の辞典ではなくて、涼が愛用している物だった。