そして誓いの言葉を絆に

「ほら、俺、正美先生の愛弟子だから先生に似て、出来の悪い子がほっとけない教師になっちゃったんだよね」

涼はそう言って、『出来の悪い子』のところで私を指差した。



えぇ?! そう言うオチに持って行く訳?!



涼が指差したので、今度はお母さんが私を見て、『はぁ』とため息を漏らした。

「なんで美雪は英語だけ苦手なのかと思ってたけど……きっと私が涼に苦労させられた分、今度は涼が娘の美雪に苦労するようになってたからなのかねぇ」



「大丈夫。正美先生から受けた恩は、キッチリ娘さんの面倒をみる事でお返しさせて頂きます」

涼はニヤッと笑いながらそう言って、お母さんへ頭を軽く下げた。