ん? 何処に行ったんだろう?

一瞬、そう思ったけど、数分も待たずに2人が戻って来た。



「誕生日おめでとう!」

ドサッ



えっ? ……デカッ!

希未と真実の手から渡されたのは、1m以上ある大きな物体。

一応、プレゼントらしいカラフルなビニール袋に入って、大きなリボンで袋の口が結ばれていた。



「あ、ありがとう……開けていい?」

「どうぞどうぞ」

2人がハモって言った。