涼が気付かせてくれた。



僚二はきっと、私が楽しんで笑っている姿を望んでいる。

そう思ったら、みんなの祝ってくれる気持ちが素直に心に響いた。



16才の私の誕生日は、いろいろな意味で忘れられない日になりそうだね。



私はそんな事を思いながら、楽しそうなみんなを笑顔で見ていた。