着替えをしてから1階へ降りると、まだリビングのドアを開けていないのに、賑やかな話し声が聞こえた。



私はリビングのドアに手を掛けた。

「随分、賑やか……」



パン パパン

「お誕生日、おめでとう!」



私の言葉を遮り、クラッカーの音とお祝いの言葉が飛び交った。

一瞬、ビックリして固まった。