しばらく空き教室で泣いていると、後ろからカタン、と物音がした。



もしかして…悠……?


だんだん足音が近づくにつれて、あたしの心臓も速くなっていく。



あたしの真後ろで足音が止まったと思ったら、ポン、た肩を叩かれた。


「!」

無意識で、ビクッとなってしまった。



「どうしたのー?こんなとこで」



「………あ……」