「何か用か。」 貴重な自由な時間に邪魔をされ 瑠璃は苛立っていた。 「もうじき、新しい使用人が着くようなので そろそろ、お入りください。」 「着いたとしても、まず千代と 話すのだろう? ならば、まだ良いではないか。」 瑠璃の言葉に世哉からの 返事はなかった。 不思議に思い、 世哉が居た方を振り向くと そこに世哉の姿はなかった。 気を遣ってくれたのだろうか。 それともただ、関心がないのだろうか。 どちらにしても一人にしてもらえたのは有難かった。