「ふぅ〜、お腹いっぱいっ。ごちそうさま!!」 「綺麗に食べたわねぇ。はい」 「おいしかったよ!!ありがとう」 ご馳走を全て食べ終え、 結子さんに差し出された お茶を飲んで一息ついた。 「明」 もう一度ずずっとお茶を啜っていると じーちゃんがあたしの名前を呼んだ。 …音を立てて飲むな!!とかいうのかな? 「明は今日で16歳だな」 あれ、違った。 「え、うん。」 予想とはかなり違う言葉に 拍子抜けになりながらも、頷く。 「…時が経つのは早いな」 「そ、そうだね…」