自分の部屋へ入って電気を付けずにそのままベットへダイブした。


「はぁぁ~。どうしよ・・・」


布団に潜りながら、あたしは三枝に言われた事を考えた。


あたしがお父さんの跡目を継ぐ。


組長になるって・・・


でもさ・・・皆、あたしの言う事を聞くわけでしょ?


そこはオイシイよねぇ。


・・・明日、亜由に相談しよっと。


―――――――――――――――――


「食べられないって・・・ねぇクマちゃん?」


寝ぼけながらいつも抱いて寝てるクマのぬいぐるみを手探りで探したあたし。


ぱんぱんっ


布団の上を探して・・・


ばしばしっ!


ん??


何?この乾いた音?


あたしは一体何を叩いたのだろう?


眠い目を擦りながら目を開けると・・・


「!!!!!!!!!!っ」


あり得ない物体がそこには寝転んでた。