そんなどうしようもねぇ事考えてたら兄貴が息を切らして部屋に入ってきた。


俺の顔を見るなり顔を引きつらせてな。


よっぽど俺が来てたことに驚いてた様子だった。


まぁ・・・俺は時間なんかまもらねぇからな。


いい加減って奴か?


今日も別に・・・早く来るつもりなんか無かったんだぜ?


まぁ・・・たまたま、早くきちまっただけだ。


で、早く来過ぎて、寝てたと言うわけだ。


組長が死ぬ1ヶ月くらい前に俺はこの部屋に呼び出され、


「来年、年明けに龍を若頭補佐にする」


って組長に言われたんだ。


何でいきなりそう言われたのかわかんねぇが・・・


「兄弟でやれば面白くなるだろ!」


なんて陽気なことぬかしてた組長。


面白くなるって事の意味が俺には理解できねぇ。


それでなくてもバカで有名な組長だ。


何も考えて無かったんだろうがな。


今回の死因だって・・・あはははっ!


可笑しいだろ?あれだぜ?


あんな死に方ぜってぇーしたくねーな!


まぁ。それは後々、あのちんちくりんに告げてやっからよ!