あたしのお兄ちゃん*完*


「じゃあ、そろそろ帰ろうか。」


そう言ったのは坂本だった。
あんまり病み上がりの俺に負担をかけないようにと、駄々をこねる牧野を引っ張って帰っていった。

帰り際に牧野が

「紗柚ちゃんって、お前のこと気になってると思うぞ!俺の直感!」

なんてことを言っていた。

はいはい、とその場は流したが少し紗柚を気にしてしまう自分がいた。