「許してやって。あいつ、ちゃら男だけど根はいい奴だから。」 「う、うん。」 あのちゃら男さんは、お兄ちゃんの友達だったのか。 「で、どうした?」 「えっと…お昼、一緒しないかなって。」 お弁当をぎゅっと握りしめる。 「天気もいいし裏庭で食べるか?」 「うん!」 ほっとする。 あたしたちは涼しい裏庭でお弁当を食べた。