あたしのお兄ちゃん*完*


♪〜


ケータイ…?
あたしのじゃない。

「ん…。」
「亜衣、いい加減起きろよ。」



いい匂い…。


「も、ちょっと…。」

「あと1分以内に起きないと襲うから。」
「へ、へっ?!」




あたしは飛び起きてあたりを見まわす。
そうだ、昨日はー…。


「〜〜っ」



昨日のことを思い出して、あたしの頬は真っ赤に染まった。


「なに?思い出しちゃった?昨日の亜衣の顔、エロかったなあ〜。」


お兄ちゃんは、にやにやしながらあたしを見てくる。

「もーっ、やめてよぉ!」