「ごめんー…。これ、ホットミルク。」 「ひっく…、ありがと」 あたしの部屋に移動して、落ち着くまでお兄ちゃんは頭を撫でてくれた。 優しい、けど…さっきのお兄ちゃんはちょっとこわかった。 「亜衣、ごめんな。」 「ううん、いいよ。ちょっとびっくりしただけ。」