「なぁ…マリア。」



「ん~?」



「なんであの時、ここに来てたの?」



そうだ。



呼んでもねぇのに、なんでここに…



「知りたい?」



するとズイッと顔を寄せ、ニッコリと満面の笑みを浮かべたマリアは、



「晴矢と一緒だよ。あたしもここに石投げに来たの。……投げる前に叶っちゃったけど…ね。」



「えっ!!」



背伸びし、両手で俺の頭を引き寄せると、



大きく目を見開く俺の唇にチュッとキスをしてきた。




おしまい…。