呪えや呪え

丑三つ時になると、あたしはメールで管理人に指定されたとおり街で一番高いビルへ向かった。


ビルに向かった後は、メールに書いてあったとおり、あたしの血で方陣を書くのだ。


ビルに付いたあたしは階段を上り、ドアを開けた。


ガチャ…。


(あれ…誰かいる?)


小さい少女が後ろを向いて立っている。


少女がゆっくり振り返った。

「こんばんは」

暗くて顔がよく見えないが確かに笑った。

「よくいらっしゃって下さいました。呪えや呪えの管理人でございまし」