「・・・・悪かったな・・・・。」
そんな言葉以外返しようがなかった。
それから、望巳と亜紀は片っ端から遊園地を遊びつくして、夜7時過ぎに帰路に着く。
その間、望巳はずっと亜紀に言うべき言葉をかけるべきかどうか悩んだが、結局その言葉を口にするコトは出来なかった。
それは、自分の中でサンマとのコレまでの関係が壊れるコトに恐れをなしたということも原因かもしれないが、ソレと同じぐらい、亜紀の言葉が頭をちらついて離れなかったせいかもしれなかった。
・・・・・・・・・『彼女、望巳のこと好きだよ』・・・・。
・・・・そんな馬鹿なことがあるものか・・・・・。