「いや、遊園地が良いよ。遊園地にしよう。」 亜紀がそういうものだから、結局二人は遊園地に行くコトになったのであった。 「そうだな。テストが終わったら、遊びたいものな。」 「うん・・・・・ありがとう、望巳・・・本当に嬉しいよ・・・。」 そのお礼は本当に小さな声だったが、彼女の本心から出た言葉だというのは考えなくても分かった。 誘ってよかった・・・。 彼女の顔を見た瞬間、心から思った。