合流したリャウカ達を積んだトラックが、

テントが二つ並んだ場所の、中央に着いた。

トラックは、彼女達を降ろすと走り去った。

「おおっ、凄い。結構大きいんだね」

テントの前に立ちはだかって言うリャウカの姿に、

スクセは後ずさりをした。

「どうしたの?」
 
リャウカが訊くと、

「その格好見たら、逃げ出したくもなる」

リャウカは自分の格好を顧みた。