リャウドが栓を抜くなり、

ヤクラとマイナーが奪い合いしてらっぱ飲みしたものだ。

リャウカはそれを手に、しばらく透明な液体を眺めていた。

瓶をもてあそぶリャウカの手の中で、

揺れながら火にきらめいている。

「ほら、飲んで」

アモーレが瓶の口をリャウカの唇に押しつけた。

そして、乱暴に傾けた。

癖のない味のアルコールが喉を焼きながら容赦なく滑り落ちていく。