K君と私は、いわゆる幼馴染です。

道を挟んで目と鼻の先の、ご近所さんです。

幼少時代からの仲良しといった感じです。

道を境に校区が違うので

小学校、中学校は別々でした。

しかし高校は同じで、

しかも2年3年と同じクラスでした。

どこまで縁があるのやら(苦笑)、

大学に入ってから始めた

アルバイト先まで一緒でした。

いつも学校から帰ってきた時、

部屋の電気を付けると必ず


K君「おかえり~」


ストーカーかっ?ってツッコむくらい、

タイミングよく電話がかかってきました。


K君「ちょっと行ってもいい~?」


だいだい毎日こんな感じで遊びに来るのが日課でした。

夜、遅くなったり眠たくなったりすると、

そのままウチで寝て行くのは当たり前でした。



そんな二人にも、

お互い彼氏彼女が出来て・・・

だんだん疎遠になっていくのかしら?

と思いつつも、何となくいつも

一緒にいるのは変わりませんでした。



お互いのこと、気にしたことなんてなかったなぁ・・・



この時はまだ二人に転機が訪れるとは

思ってもみませんでした。