だから恋は少し切ない

 

耳に咲いた薔薇の花


小さな刺は


いつまでも抜けないまま


鏡越しに刺さる、シュウの視線



心ごと貫かれそうで



あの頃のままの弱いわたし


まだ前を見れない


もう引き返せない




だから


わたしはいつも


愛に気付かないフリをする







・完・