「ふああ疲れた―――。」
夜、1日王宮の生活を終えた少女は、長椅子にぐったりと沈み込んだ。
「あれが人間の暮らしだなんて、ほんとありえないー!」
あの後少年が本を置いて去ってから、ミミはまず湯浴みを進められた。
さすがに二日かかった王都までの旅路に、身体を洗いたかったミミは有り難く浴場に連れて行ってもらった。
だけど通された浴場は、これはさっきの広い寝室が4個ははいるのではないかというくらい広かった。
浴槽もなんなく泳げるのではと思ったくらいだ。
しかも、コレットがなんと湯浴みを手伝うと言い出したので、びっくりしながらもなんとか説得して外で待っててもらった。
そして湯浴みを終え部屋に戻った少女を待っていたのは、豪華な夕飯である。
これでもかとたくさんの食事が次々に運ばれてきて、これまたコレットに途中で止めてもらったのだ。

